労働乃九州(一)(二)

 『労働乃九州』は官営八幡製鉄所の有力労働組合であった同志会の機関誌で、『東洋タイムス』の続編にあたり、本書はその覆刻版である。『東洋タイムス』に関しては、(一)〜(四)(第10回、第11回、第14回、第16回配本)を刊行している。
 八幡製鉄所大争議(大正9年)後、創刊された『東洋タイムス』、同紙を引き継いだ『労働乃九州』からは大正デモクラシーの息吹が強く感ぜられると共に北九州に独自の地歩を築いた同志会の労働運動の足跡を追うことが出来る。
 本誌は全116号(大正12年11月20日〜昭和8年7月25日)が刊行されており、(一)には『東洋タイムス』からの通巻号数第123号から第148号まで、(二)には第150号(第149号欠号)から第173号(昭和2年12月)までが収録されている。