福岡農法

 本史料集は、近代日本における農業発展基礎であり、「原点」ともいわれた福岡農法の実態を明らかにすることを目的に編纂したものである。第一編「福岡農学校関係」、第二編「螟虫駆除法関係」、第三編「大日本農会福岡支会報告」、第四編「農談会関係」、第五編「馬耕関係」にわけて編纂した。
 乾田牛馬耕と、それに付随する技術体系としての福岡農法の普及が、近代日本農業発展の重要な契機であったことが従来から強調されながらも、その実態を明らかにしてくれる資料をコンパクトに手に入れることは困難であった。今回その資料を提供できたことは、今後の近代日本の農業史研究にとって、ひとつの貢献といえるであろう。